まず、水野薫子が幽玄の世界に挑戦した「天守物語」は日本の伝統技術ではなく、イタリアのカメオ作家アニエロペルニーチェ氏が白鷺城を彫るというユニークなコラボレーションで制作されました。幻想的な雰囲気のために、桔梗の花のデザインにブラックダイヤモンドなどがふんだんに使われています。左上に配した鳥は白鷹です。舞台「天守物語」をご覧になった方には、何故『白鷹」かお解りになる筈。
また今回のコレクションでは、幸運をお贈りするというテーマのもと『幸運の羽根」と言う作品が制作されました。羽根の先は稲穂のように優雅に垂れ下がる美しい作品です。高度の加工技術が要求されるデザインです。
もうひとつの話題は、イタリア在住の著名な彫刻家、長谷京治氏の初めてのアートジュエリー「トリアデ」5月5日のミラノの個展でも大好評のこの作品は、東京個展でも話題沸騰。アート作品ながら、品質も良くシンプルで付け安いと大評判となりました。