2012水野薫子新作コレクション 旅情~il sogno romatico~が
7月12日に代官山のASOで開催されました。



 

中央は司会の渡辺恭子さんと水野薫子、モデルの東山佳永、松宮りえ、アコーデイオンの安西創、斎藤美和

今回はイタリアと東京都で個展を開催し始めて25年目ということで 水野薫子の最愛の街ヴェネツィアをテーマに、「赤い花」「フェニーチェ」「ヴェネツイアンムーアbyKAOLVCO」 「幻の薔薇」「アドリア海の婚礼」など 5つの新シリーズが披露され、恒例のファッションショーも モデル、ダンサー、アコーディオンなども取りいれて華やかに催され、華やかな雰囲気を盛り上げました。 会場のASOはテーマである赤のバックパネルやフラワーデザイナー白石和美さんによる赤い花で飾られ、 ヴェネツィア情緒もたっぷり。作品に見入っていらっしゃるお客様の笑顔で会場はいっぱいに。 遠く九州や広島、大阪からも数多くの方がお見えになり盛会のうちに終了しました。

 
「赤い花」の作品。
灯りや絢爛豪華な文化、旅情の赤いグラスなどから緋色と称されるヴェネツイアのイメージをレッドジャスパーで表現。 花びらはイタリアの伝統工芸フィグーリをイメージした透かし模様になっており、爪の部分にもダイヤがセットされている。
 

ヴェネツイアン ムーア by KAOLVCO

 

16世紀にヴェネツイア共和国がコンスタンテイノープル(今のトルコ)を陥落した後に、文化が融合して大流行したのが ムーア人のジュエリー。ムーア人とは北アフリカのベルベル族とイスラム系の混血を総称した人種で、ヴェネツイア人にとっては 見たこともない美しさや文化だったためたいへん新鮮に感じ、オブジェやジュエリーのモチーフになり大流行しました。 ヴェネツイアの宝飾店には、ブローチ、イヤリング、ブレスレットなど多くのムーア人のジュエリーが店頭を飾っていましたが 近頃職人さんが減り、めっきり少なくなりました。KAOLVCOでは顔の部分をパートドベール技法で再現し、伝統を復刻しています。 ヴェネツイア、北アフリカ、イスラム、日本の文化の融合した作品です!

2012コレクションは これから各地を巡回します。
 

 
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